2009年10月2日金曜日

群れて走るロボットカーを公開=渋滞緩和に有効−日産


日産自動車は1日、互いに適切な距離を置きながら群れをつくって走るロボットカー「エポロ」を公開した。4〜5個のロボットが集団をつくり、道幅が変わるとそれに合わせて形を変え、道路スペースを効率よく使って移動する。群れて行動するロボットは世界初。まだ研究段階だが、実用化されれば渋滞緩和に役立つ技術という。
 エポロは高さ約50センチ、幅40センチの車輪付きで、平均時速は約1.2キロ。障害物をよけるためのセンサーと、お互いの位置情報を交換する通信システムを搭載しているため、群れながら走ってもぶつからない。魚が集団で泳ぐ姿をヒントにした。幕張メッセ(千葉市)で6日開催の国際家電見本市「CEATEC(シーテック)JAPAN2009」に出品する。