2010年8月19日木曜日

犬、猫、ウサギ……SNSに動物会員が増加 問題も

CNN.co.jp(2010.8.6)


 米大手ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のフェースブックに、ペットの名前で参加する人が増えている。

猫の「シーバ」の飼い主で、英バーミンガムに住むカースティ・ワーロールさんもその1人。9月にシーバのアカウントを開設し、日記をつけたり写真を公開したりしている。「シーバ・リンガムは、パパとママがベジタリアンの食事しかしないので憤慨しています。肉はどこよ!」といった具合だ。

ワーロールさんは自分のアカウントを開設していない。自分のような猫を大好きな友達とやり取りするには、シーバのアカウントを使える方が楽しいという。

正確な数字は不明だが、SNSでペットの名をかたる飼い主は増えており、フェースブックだけで、犬や猫、鳥、ハムスター、フェレット、亀、魚、ウサギといったペットのプロフィールが少なくとも数千はある。

もっとも、フェースブックによるとこれは利用規約に違反した使い方だ。「フェースブックのユーザーは、実在する友達や実世界の知人と交流したいと思っている。他人またはほかのものになりすましたアカウントはこの環境を乱しかねないため、フェースブックではペットのプロフィールをでっち上げることは認めていない」(同社広報)

フェースブックを使わなくても、犬や猫、ウサギ専用などのSNSは存在する。しかしウサギの「ネスレ」の名でフェースブックを利用しているジェシカ・フレイさんは、ペットを中心に1000人(匹)以上の友達がいるフェースブックは離れがたいと話す。

中にはアカウントを閉鎖されたウサギ友達もいるといい、「実際にやっているのがペットでないことはみんな分かっている。何の害もないのに(アカウント閉鎖は)馬鹿げている」とフレイさんは憤慨する。また、珍しい動物と暮らす人にとっては、病気などの情報を交換する貴重な手段にもなるという。

ペットのプロフィールを削除しているかどうかを照会したが、フェースブックから回答は得られなかった。