2009年8月30日日曜日

「Googleのインデックスやランク付けなどに関する10の誤解」をGoogleが公式ブログにて公開

GIGAZINEより

GoogleやYahoo!の検索結果の上位に来ないページやサイトは存在していても存在していないのと同等の扱いを受けてしまうため、検索エンジン対策最適化、すなわち「SEO(Search Engine Optimization)」を専門に行う業者が無数に存在しており、まことしやかにいろいろな噂や都市伝説めいた誤解が流布されています。

当然ながらこういった誤解によって最大の被害を受けるのは検索エンジンの利用者と検索エンジンを提供する側の双方です。そのため、Googleがついに重い腰を上げ、「Googleのインデックスやランク付けなどに関する10の誤解」について公式ブログで説明をし始めました。

詳細は以下から。


Webmaster Central 日本版 公式ブログ: Google のインデックスやランク付けなどに関する、10 の誤解



誤解 1: サイト内に 重複するコンテンツ があるとペナルティを受ける
真実:Googleは重複するコンテンツを無視することに長けているので過度に気にする必要なし。


誤解 2: HTML と XHTML を混ぜて使用するとウェブマスターツールの認証に失敗する
真実:ウェブマスターツールの確認用のメタタグはウェブページのエンコーディングやドキュメントタイプに関係なく利用可能。


誤解 3: 検索結果におけるサイトの評価を高めるためには、何千もの検索エンジンや登録サイトに登録されることが重要だ
真実:そんなことはない


誤解 4: AdWords や AdSense, Analytics を利用すると、サイトの評価が上がる、もしくは下がる
真実:そんなことはない


誤解 5: 重要なキーワードは、重要なページの重要な場所に出来る限りたくさん詰め込んで、そのページが他のページよりも価値があることに、検索エンジンが気付くようにしたほうがいい
真実:キーワードの乱用はGoogleのウェブマスター向けガイドライン違反になる


誤解 6: XML サイトマップ を使うと、サイトのランク付けが下がる
真実:そんなことはない


誤解 7: PageRank は、もはや意味を持たない / PageRank がすべてだ!
真実:Googleがランク付けにPageRankを用いているのは事実だが、ウェブページのランク付けを行う際に使っている200以上の技術のひとつに過ぎず、PageRankの更新頻度は年に数回程度。


誤解 8: サイトの URL は定期的に Google に登録 しなおす必要がある
真実:そんなことはない


誤解 9: 一度ランク付けがあがったら、もうサイトに手をつけないほうがいい
真実:ランク付けは常に変化している


誤解 10: 正しい (X)HTML の記述は、サイトのランク付けを上げる
真実:正しく記述されたサイトは、より多くのブラウザで適切に表示されるので、できるだけ正しく書くことをおすすめする


また、原文のサイトのプレゼン資料によると、以下も間違いだそうです。

誤解:robots.txtで「disallow」を使うとサイトやページがインデックスから消える
真実:そんなことはない

誤解:たくさんリンクするとよりよいことが起きる
真実:そんなことはない、関係ない

誤解:ウェブサイト作成の際に最も重要な目的は、ウェブサイトが検索結果の一番最初に来ることだけだ
真実:そんなことはない、中身が重要

誤解:古いURLが404エラーを返す時には放置しておいても自然と新しいページは発見してもらえる
真実:そんなことはない

誤解:メタタグで「Index, Follow」を使うのは重要だ
真実:そんなことはない

誤解:共有IPアドレスでサイトを運営しているとそれが原因でランキングが落ちる
真実:そんなことはない

個人的な経験上、結局のところ、こまめに更新し続けるのが最大のSEOになるようです。