2011年1月26日水曜日

Facebook、仮想通貨「Facebook Credits」をソーシャルゲームに義務づけ

ITmedia(2011.1.25)

 Facebookは1月25日、7月1日からすべてのFacebookゲーム開発者に、同社の仮想通貨システム「Facebook Credits」を使った決済処理を義務づけると明らかにした。

 Facebook Credits(日本では「Facebookポイント」)は、Facebookのアプリやゲームでバーチャルアイテム購入に利用できる。現在は350を超えるFacebookアプリで導入され、バーチャルアイテム取引の70%以上で使われている。アプリ開発者はCreditsを使って販売したアイテムの売り上げの30%を手数料としてFacebookに支払う。

 Facebookのゲームには、Creditsではなく独自のゲーム内仮想通貨を利用しているものもある。ユーザーがどのゲームでもCreditsを使えるようになれば利便性が高まり、Facebookの手数料収入も増えるだろう。

 Facebookは、Creditsを唯一のゲーム内通貨として義務づけることはしないとしており、ゲーム開発者は独自の仮想通貨を使い続けられる(ユーザーはCreditsを使って独自の仮想通貨を購入することになる)。しかしFacebookは開発者にCreditsを利用してもらうために、インセンティブを提供するとしている。Creditsをゲーム内通貨として利用する開発者には、新機能をいち早く利用できたり、Facebookのゲームダッシュボードで目立つ位置に表示してもらえるといった特典を用意するという。